【FIRE・株】~株入門書とFIRE入門書の違い~

僕は株やFIREの本が好きでよく読むのですが、これらの本は根本的に書かれていることが違います。
始めに
新型コロナウィルスの流行に伴い、新たに株や投資を始めた人も多いと思います。
本屋に行くと株やFIREの本が多く並べられ、購入している人も多くいます。
しかし、株の入門書とFIREの入門書には決定的に違う点があります。
その違いに気づいていない人もいると思うので、個人的見解を述べたいと思います。
株入門書について
株の入門書にはトレードのやり方、証券口座の開設、チャートの読み方、テクニカル分析の手法など、トレードありきの運用方法について書かれています。
「テクニカル指標でこのシグナルがきたら買う」、「ここになったら売る」、「ファンダメンタルズ分析(経済分析)の有効性」などが多く書かれています。
とくに、「●●円を数年で●億にした」といった本は、すべてトレードやテンバガー銘柄(10倍株)によって稼いだものです。

FIRE入門書
FIREの入門書にも株式投資についての記述はあります。しかし、トレード方法やテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析についての記述はほとんどありません。
投資信託や米国株投資、株主優待といった長期保有ありきの投資方法を説明しています。

何が決定的に違うのか
結果からいうと、長期投資について記述があるかないかです。
株入門書というのは、トレードを前提とした内容が書かれています。
一方、FIREは20年、30年と株を持ち続ける長期投資について書かれています。
同じ株式投資といえども、短期トレードと長期保有では天と地ほどの違いがあります。
短期トレードは高リスクで短期間で多く稼ぐ、長期保有は低リスクで長期保有で少しずつ稼ぐという内容になります。
まとめ
以上に述べた点が大きな違いとなります。
株を始める理由が「トレードをしたい」のであれば、株入門書やチャートの本を読めばいいと思います。
しかし、「安定して資金を増やしたい」、「老後の貯蓄に備えたい」のであれば、株(トレード)の本は買ってはいけません。FIREや長期運用の本を読むべきです。
自分が将来どうしたいのか、お金の考え方や目的を見誤らずに本を見定めることが重要です。
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