【FIRE】~本気でFIREをめざす人のための資産形成入門を読んで~

ここ近年、FIRE (Financial Independence, Retire Early) と呼ばれる早期リタイアを目指す動きが増えてきています。
そこで、「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」を読んでみて、個人的に重要な点・意識する点を紹介したいと思います。
本ブログの筆者もFIREを目指し、24歳から投資を行っています。
高配当株のメリット①
この本では日本株および米国株の高配当株への投資を勧めています。
高配当株投資のメリット1つ目として、「株式を保有していれば自動的に配当金が振り込まれる」ということです。
トレーダーになってしまうと、逐一市場の動向を確認しなければなりません。
しかし、高配当株投資であれば1度株を購入すれば、持っている限り配当金が自動で振り込まれます。
持っているだけという簡単さがメリットの1つ目となります。
高配当株のメリット②
2つ目として、「再現性」が高いことが挙げられます。
バリュー投資 (小型株を安いときに買い、価格が上昇したら売る) では10倍株、20株を見つけて稼ぐことが前提となっていますが、果たしてこれは再現性があると言えるのでしょうか?
初心者がいきなり10倍株を見つけるのは至難の業など思います。また、1回成功したからといって、2回、3回と続けて10倍株を見つけることができるのでしょうか?
そういった面から見ると、高配当株には再現性があると言えます。
誰しもが、高配当株を持ち続けていれば、多かれ少なかれ配当金を得ることができます。
高配当株のメリット③
3つ目のメリットとして、「出口戦略が基本的に必要ない」ことが挙げられます。
出口戦略とは、自分が株式投資をやめる時期および資産の取り崩し方に関する戦略のことです。
月々いくらずつ切り崩すか、何歳まで積み上げ投資を行うのかを考えることが出口戦略です。
ですが、これは考えるのは少々面倒くさいです。自分の目標に対して逆算して計画を立てる必要があるからです。
しかし、高配当株であれば基本的に出口戦略を考える必要はありません。
株式を持っている限り配当金は入ってきますし、投資をやめるときはすべての株を売ればいいだけです。
以上のことから、出口戦略を考えるという手間がないので、気持ち的に楽になると思います。

高配当株を行ううえで気を付けたいたった1つのこと
これはどの本にも書かれていますが、決して狼狽売りをしないことです。
高配当株投資では、市場に長く居続けることが必要です。
ちょっとした株価の変動で狼狽売りしていては、配当金を積み上げることはできません。
10年、20年を見据えて、高配当株を持ち続けることが最も重要であるといえます。
過去のデータから株価をみる
日本株でも米国株でも、20年以上保有していれば元本割れリスクが消失することが過去のデータから分かります。
要は、株を持っているほどプラス収支に収束していくということになります。
また、今回のコロナショックのように、約10年に1度は金融・経済危機が訪れると言われています。
そういった過去 (リーマンショックやITバブル崩壊) があったとしても、20年以上持っていると株価はプラスに転じます。株は長期保有前提が始めるのが良いと思います。

まとめ
本著書を読んで、個人的に重要だと思うことは以下の3つです。
- 日本株および米国株の高配当株投資を推奨する
- 株価が上がっても下がって狼狽売りをしない
- 20年以上の長期保有で元本割れリスクは消失する
この3点を意識すれば、再現性の高いFIREを目指すことができると思います。
一番のメリットは、株を購入したあとは持っているだけでよいという管理のしやすいさにあると思います。
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